【結末まで】空母いぶき ネタバレ 見どころ 感想 ストーリー レビュー [映画]
今回は、【空母いぶき】です。
こういう映画は、いつもヤバイ要素を持っています。(^_^)
しかし [亡国のイージス]のように、死にかけた先任伍長が旗を振るなど、[ザ・ロック]のパロディをして、観客を笑いの渦に巻き込んでくれる事もあるので見逃せない自分がいます。
この作品はどうだったか?
ツッコミどころしかない作品
で楽しかった。
楽しかったのは本当です!(^_^)
今回はツッコミどころが多すぎて、頭の中で整理が追いつかづ、時系列やストーリーそのものが分からなくなってしまった為、完全なストーリーを書くことは諦め、あらすじと見どころを紹介する形式にします。
先ほど申し上げた通り、分からなくなった部分が多い為、思い切り間違っている部分が多くあると思いますが、ご容赦ください。m(._.)m
見どころ
○ いい感じのCG
CGで描かれた潜水艦は、ゲームのCGのようで、大画面でゲームをしている気にさせてくれます。
潜望鏡か、アンテナを海面に出しているシーンなど、航跡波?を描き忘れてる茶目っ気を見せてくれます。
ミサイルを迎撃し爆発するシーンは、戦隊シリーズを見ていた頃の、少年時代を思い出させてくれます。
○ 東亜連邦登場!
夜、初島付近を航行中の漁船団を巡視艇が発見すると、巡視艇の窓が光かり、巡視艇艦長が、何か叫けんで身をかがめる。
巡視艇、漁船団に撃ちまくられる。
真っ暗な状況で、相手が撃ってくるのを事前に察知して、よける事ができる艦長、ガンダムでいうところのニュータイプです。(^_^)
東亜連邦と名乗る軍隊が、初島を占領してしまいます。
巡視艇の隊員は捕虜になる。
突然現れた敵艦隊にビックリです。(゚∇゚ ;)エッ!?
ワープでもしてきたのでしょうか?
漁船団いらなかったんじゃあ・・・
○ 役立たずになる[いぶき]
初島奪還に向かう[いぶき]艦隊。
敵、潜水艦から発射されたミサイル群5・6発の内、1発を迎撃できず、[いぶき]に命中!
この事で、戦闘機を甲板に上げるエレベーターが損傷し、戦闘機を出せず、役立たずになる[いぶき]
いきなり、役に立たない大きいだけの船になってしまう。( ̄ω ̄;)
この時の着弾時、かなりの衝撃のはずなのに、ゆっくり吹っ飛ぶマネをする本田翼。
まるで、吉本新喜劇のようなコケ方です。(ノ゚ρ゚)ノ
もちろん、敵潜水艦を見失う、おまけつきです。
○ 味方の命より、敵の命が大事な心温まる話
前方に敵潜水艦が位置し、魚雷発射管を開けているのに攻撃せず、敵潜水艦頭上を突き進む味方艦隊。
なぜ攻撃せず、突き進んだかというと、敵潜水艦の乗組員が死んじゃうから可哀そうという、心温まる理由。 (゚Д゚) ハア??
敵が撃てば、味方艦隊は全滅か、甚大な被害を受け艦隊全体全員の命が失われるところです。
○ 突然、耳から血を吹き出す群司令
ストレスMAXになった群司令、突然、耳から血を吹き出す!Σ(゚д゚;) オォ!?
「三半規管が・・」とか言っている群司令。
意識はあるのに、なぜか、[いぶき]艦長に指揮を譲る。
宇宙戦艦ヤマトの沖田艦長と古代の設定を放り込んできました。
○ 敵の戦力が分かるエスパー艦長
レーダーを見ただけで、敵空母は改造してあるので、ミグを60機搭載していると前触れもなく見抜く、[いぶき]艦長。
こちらは15機だとか言っています。
それ以前に、エレベーターが動きませんがそれは?
○ 逃げる気ゼロの味方偵察機
2機の偵察機で、初島の様子を偵察すると、敵はミサイルを発射。
まったく回避行動やチャフやフレアを出さずに、あっさり撃墜される味方偵察機。 (゚∇゚ ;)エ-!?
もちろん脱出などしません。
○ 味方より敵の心配をしてあげる心優しき副艦長
今度は、敵戦闘機4機が、[いぶき]に向かってくる。
そのうち1機は海面スレスレの飛び方をして攻撃してくる。
さすがに、撃墜。
敵パイロットが死んじゃったと騒ぎ出す副艦長。(((( ;゚д゚)))
味方偵察機が撃墜された時には、救助活動をしなかったのに、敵パイロットの時には救助に向かわせる心優しき副艦長。
○盾になる護衛艦[はつゆき]
敵潜水艦が魚雷を発射!
護衛艦が迎撃!!
何本かは、迎撃できたが1本だけミスり、[いぶき]に向かう。
味方護衛艦[はつゆき]、[いぶき]の盾になる為移動。
映画[ガンダム 逆襲のシャア]であった、[ラー・カイラム]の盾となった、[ラー・チャター]のようです。(^_^)
[はつゆき]艦長、一人で盾になるため、隊員に避難指示。
よく見ると、操縦室に残る隊員達。
隊員 「艦長に持ち場を離れるな!と教えられました」 キリッ!
艦長 「お前たち!」 キリッ!
[Zガンダム]であった、[アウドムラ]に特攻する[スードリ]のパロディのようです。(^_^)
盾になったが、当たり所が悪く、大炎上し航行不能。
艦長重体。
たった1発の魚雷で大惨事です。w(゚ー゚;)wエライコッチャー
○ビックリした本田翼、大炎上を見に行く
すごい大きな音で、ビックリした本田翼、許可もなく、飛行甲板に出て、燃えている護衛艦[はつゆき]を撮影し、うっかりネット配信してしまう。
[いぶき]と[はつゆき]の距離はハッキリとはわかりませんが、すぐ真横で燃えているぐらいの大きさです。
ちょっと縮尺間違ってない?と思います。(^_^)
○敵潜水艦の隊員の命を心配する、味方潜水艦[はやしお]艦長
敵潜水艦が[いぶき]に向けて魚雷を発射しようとしているところへ、味方潜水艦[はやしお]が気づかれずに近づいている。
しかし、[はやしお]が撃てば、味方に被害は出ないが敵が大勢死ぬと心配になり始める心優しき潜水艦艦長(・_・、)マタカヨ
○戦争映画史上、斬新な攻撃
敵潜水艦隊員に被害を出さす、攻撃できないようにするには、
「せや!体当たりや!」
とばかりに、潜水艦[はやしお]、敵潜水艦に突撃。(゚∇゚ ;)エッー!?
マジかよ!
と逃げようとする、敵潜水艦。
敵潜水艦艦橋に体当たり!
敵潜水艦、潜水艦[はやしお]ともに航行不能。(・_・、) コレデイイノカョ
斬新すぎるアイデアにシビレます。
当たり所が悪ければ、潜水艦[はやしお]沈没しています。
○アルバトロス隊出撃
[いぶき]のエレベーターの修理が終わる。
修理が終わるまで、敵も戦闘機を出すのを待ってくれていました。(^_^)
敵、戦闘機を15機ほど出撃させる。
[いぶき]からアルバトロス隊5機出撃。
アルバトロス隊、圧倒的に強い!
次々に敵を落としていく。
アルバトロス隊の隊長が、[いぶき]の中でイキっり倒していただけの事はあります。(^_^)
○味方機墜落、しかし奇跡が起きる。
味方戦闘機1機に対して、なぜか敵がミサイルを5、6発発射!
何とか海面に高度を下げて回避しようとするが無理そう。
脱出しろ!
と言われるが、
「こいつは、150億」
と言って、何とか立て直そうとするパイロット。
「バカヤロウ!」
「機体は代えがきく、お前は代えがきかん!」
使い古された展開に、観客の眠気を誘います。(´Д`。)
パイロット、戦闘機のコクピットに挟んでいる家族の写真を見て、脱出を決意!
家族の写真を残し脱出!
パイロット、海に着水するが、そこに戦闘機に残した家族の写真が流れてくる! 写真を掴み取るパイロット!
脱出位置と墜落位置は違うはずなのに、この広い海で、しかも夜の暗い海で、一枚の写真にもう一度めぐり合う、ありえない奇跡に、先ほどの眠気も吹っ飛びます(^_^)
○捕虜大暴れ
脱出した味方パイロットと敵パイロットを救助する[いぶき]
[いぶき]の甲板上を、敵パイロットを担架に乗せ運んでいる隊員達の足に、拳銃が装備されている。
まるで、取ってくださいと言わんばかりの位置です。
もちろん、敵パイロットは銃を取り暴れる。( ̄ω ̄;)ソリャソウナルダロ
一緒に助けられた味方パイロットと揉み合いになり、銃で撃たれる。
味方パイロット死亡
なぜか敵パイロット、かるく精神崩壊する。(゚Д゚)ナンデ!
○敵を助ける艦長
味方パイロットを殺された、救助隊員達、敵パイロットを銃で撃とうとする。
自分達の銃が取られ、それで殺されたのを隠す為の口封じでしょうか?(^_^)
そこに、[いぶき]艦長登場!!
敵パイロットに、いきなり英語で話しかける、[いぶき]艦長。
さすがレーダーを見ただけで敵の戦力が分かるエスパーです。(^_^)
相手が英語を使える事ぐらいお見通しです。(゚Д゚)スゲェ
この時のやり取りを、本田翼は撮影して、うっかりネット配信してしまう。
○愛にあふれた副艦長
敵艦隊が、いよいよ姿を現す。
[いぶき]艦長は、ハープーンなどのミサイルを使い、攻撃しようと考えるが、心優しき副艦長は制止する。
理由は、毎度の敵の命が失われるからです。( ̄ω ̄;)マタカ
味方に被害が出るよりも、敵の命の心配をする、愛に満ち溢れた副艦長です。
○主砲の存在を忘れていた副艦長
副艦長にハープーン使用を反対された艦長。
主砲を使うことを思いつく。
艦長 「護衛艦には主砲があったな」
副艦長 「おぉ!!」
おぉ!!じゃあねぇだろ!
主砲の存在を忘れてんじゃねぇよ! (`Д´) ムキー!
○護衛艦[いそかぜ]艦長、興奮する!!
ここがこの映画の最大の見せ場です。
一番楽しかったと言っても過言ではありません。(*^▽^*)
主砲で、敵艦隊の武器をピンポイント攻撃し、無力化しろという、無理な命令に興奮し始める[いそかぜ]艦長!
興奮すると、大阪弁になるクセがあり、以後すべて大阪弁で押し通す。(^_^)
艦長 「やっこさんの動きはどないや!」
「全目標一発づつでしとめぇ!」
艦長 「いてまえー!(発射!)」
隊員 「てー!」
艦長 「いてまえー!(発射!)」
隊員 「てー!」
艦長 「いてまえー!(発射!)」
隊員 「てー!」
艦長 「いてまえー!(発射!)」
隊員 「てー!」
隊員 「敵、対艦ミサイル発射!」
艦長 「アカーン!(まずい!)」
艦長 「バックや!バックー!(全速後進!)」
隊員 「回避!」
艦長 「よっしゃー!(助かった!)」
艦長 「いてまえー!(発射!)」
隊員 「てー!」
艦長 「いてまえー!(発射!)」
隊員 「てー!」
艦長 「いてまえー!(発射!)」
隊員 「てー!」
隊員 「敵艦隊すべて無力化!」
ウソだろ!! Σ(゚∇゚ ;)エッ-!?
護衛艦[いそかぜ]強すぎ!! (゚д゚;)
大阪弁艦長無双!!(゚д゚;)スゴスギル
主砲1本で、敵艦隊すべての武器をピンポイント破壊する事に成功!!w(゚ー゚;)wアリエネー
敵の命を心配する、心優しき[いぶき]副艦長喜ぶ!
○またも役立たずになる[いぶき]
残るは敵空母のみ!
敵空母を攻撃するため、[いぶき]から戦闘機を発進させるが、1機を発進したところで、敵ミサイルの残骸が甲板に散らばって後続機は出せなくなり、またも役立たずになる[いぶき]( ̄ω ̄;)マタカ
[いぶき]艦長は、発進した戦闘機を呼び戻すのかと思いきや、1機で敵空母を始末してこいと言いだす。(゚∇゚ ;)エッ!?
普通なら無理と断るが、イキリ倒しているパイロットはやる気満々!
○いきなり戦闘終結
突然、敵・味方艦隊の周りに、CGまるだしの各国の潜水艦が浮上しだす。
本田翼が、うっかり配信した映像で国連が動き、各国が仲裁に同調した様子。
せっかくイキリ倒していた戦闘機を攻撃中止させ呼び戻す。
初島を占領していた東亜連邦撤退でEND。(゚∇゚ ;)エッ!オワリ!?
感想
専守防衛という枠組みの中での、自衛隊の葛藤を描いた作品だということは分かります。
[いぶき]艦長は、味方・国民に被害が出る可能性を下げる為、武器で戦おうとする。
[いぶき]副艦長は、味方・国民・敵にも被害が出る可能性を下げる為、できるだけ穏便にしようとする。
この2人の考え方の違いが、自衛隊の葛藤だと思います。
それは分かるのですが、初島が占領され、敵にミサイルを[いぶき]に撃ち込まれ、偵察機が2機撃墜、護衛艦1隻に甚大な被害が出ている状況の中で、敵を刺激したら戦争になるから穏便にという理論は、成り立たないのではと思います。
また敵も、中途半端な攻撃を仕掛けます。
序盤で予告なくミサイルを撃ち込んだのに、潜水艦から、[いぶき]艦隊への魚雷の発射はためらい、終盤にかけて戦闘機を発進させたり、ミサイルや魚雷を発射し始めたり大暴れします。
しかも、これだけの軍事行動をしておきながら、国連が中に入ったからと言って、最後は、あっさり撤退したりします。
どういう覚悟で攻撃をしかけているのか意味が分からないです。
魚雷をためらわずに発射しておけば、[いぶき]艦隊は全滅させる事が出来たと思います。
なにか色々な戦争映画の印象に残ったシーンを入れまくった為、軸がブレまくってしまったように思える作品でした。
見どころ欄には、書きませんでしたが、コンビニのシーンが本当にダルかったです。
一人の店長の世界平和を願うメッセージが、本人の気付いていないところで、事態を大きく好転させたという事を描きたかったのだと思いますが、長すぎる上に、ここ最近のブラックバイトを見せられているようでした。
もう少し、軸のブレをなくしたら、本当に良い映画になったと思うので非常に残念です。
しかし、私は、こういうツッコミどころの多い作品が大好きですので、結構気に入っています。(^_^)
そういえば、捕虜になった巡視艇の隊員どうなったのでしょうか?
最初のキッカケなのに完全に忘れられている隊員に涙がこぼれます。゚゚(´O`)°゚ ウワーン
鑑賞後、私の頭から「いてまえー!」がしばらく離れませんでした。
公開日2日目の土曜日でしたが、110人収容の映画館で3分の2ぐらい埋まっていました。
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