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【結末まで】メアリと魔女の花 ストーリー 感想 レビュー ネタバレ [映画]

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(C)「メアリと魔女の花」製作委員会
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(C)「メアリと魔女の花」製作委員会
今回は「メアリと魔女の花」です。

スタジオポノック、長編アニメ第一弾です。
聞きなれない制作会社ですが、ジブリ解散後のジブリメンバーが多くいる会社です。
米林監督の代表作に、「アリエッティ」、「思い出のマーニー」があります。

ジブリ系の作品が好きな私は、楽しみにしていました。

結論から言うと、わかりやすく、家族で見ても楽しめる映画でした。

感想は、一番下の感想欄に書いておきます。

もう一つ鑑賞理由がありました。

メアリがついた、たった一つの嘘が大事件を巻き起こす という、この作品のフレーズが気になっていました。

一つの嘘とは何なのか?
楽しみです。

それでは、ネタバレを含むストーリーです。

ストーリー


赤毛の魔女が、何かの施設を隠れるように移動しています。
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(C)「メアリと魔女の花」製作委員会

施設の、あちこちで爆発や火事が起こっています。
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魔女の花と呼ばれる[夜間飛行]の種を盗み出す。
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魔法のホウキで空を飛び、逃走。
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追う側も、魔法の魚で追跡する。
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(C)「メアリと魔女の花」製作委員会

施設が大爆発!
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核爆発のような描かれ方です。

爆風に巻き込まれ、魔法の魚も消滅するが、赤毛の魔女も気を失い落ちていく。
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落ちていく最中、赤毛の魔女の髪の毛の色が、赤から黒へ変わっていく。
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種も森に落ちる。
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なぜかそのあたりの森が急激に成長を始める。
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木の成長に巻き込まれ、魔法のホウキが木のツルに絡まれてしまう。
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場面が変わり、赤い屋根の屋敷で、ひまそうに部屋の窓から顔を出している少女がいます。

彼女の名前はメアリ・スミス
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叔母のいる、この屋敷に引っ越してきたばかり
この屋敷は、テレビもゲームもないらしく、退屈がっている。
縮れ毛の赤毛コンプレックス

メアリは、かなりのドジのようで、

自分の部屋を片付けようとするが、余計に散らかしたり、
庭師の手伝いをしようとするが、花を折ってしまったり、
納屋の周りを掃除するが、一つのドジから連鎖し葉っぱだらけになる。
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(C)「メアリと魔女の花」製作委員会

マンガ[監獄学園]にでてくる、みつ子のようなピタゴラ、ドジっ子ぶりです。
ドジっ子設定は、後々何か重要になってくるのでしょうか?

このドジで、葉っぱだらけになった姿を、ピーターという少年に見られ、
「なんだ人か、赤毛の子ザルかと思った」
などと、からかわれる。
メアリはムッとしています。
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(C)「メアリと魔女の花」製作委員会

[となりのトトロ]で、サツキにカンタが、
「お前んっ家、おばけ屋敷~」
と言っていたシーンが重なります。

自分のドジさ加減にあきれて草原で一人、パンを食べていると、黒ネコがやってくる。
メアリは、パンを少しあげる。

食べ終わった黒ネコは、移動し始め、木の陰から再度出てくると、灰色ネコになっている。

不思議に思ったメアリは、ネコを追いかけて山へ入っていく。
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(C)「メアリと魔女の花」製作委員会

結構、進み、今までとは違って、周りの木々が枯れている所にたどり着くと、黒と灰色のネコ2匹が待っていた。
結局、色が変化したのではなく2匹いたというオチです。
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黒ネコが、ある場所を見て威嚇し始める。
メアリがその方向を見ると、きれいな紫色の花を見つけ、一房摘み取り、持って帰る。
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(C)「メアリと魔女の花」製作委員会

庭師のゼベディさんに見せ、花の名前を聞く
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(C)「メアリと魔女の花」製作委員会

ゼベディさんの話では、

この花の名前は、[夜間飛行]
7年に1度しか咲かない。
この森にしか存在しない。
かつては、魔女が探し求めていた。
[魔女の花]と呼ばれている。
私も見るのは初めてだ

という事です。

ゼベディさん、見た事ない割には、すごく詳しい
見たことないのに、7年に1度しか咲かないなど、なぜ知っているのでしょうか?
こんなレア設定ならば、図鑑にも載っていないような気がします。

ゼベディさん何者なのでしょうか?
ゼベディさんの頬は、少女のようにピンクがかっています。
まるで、恋でもしているような描き方です。
何か意味があるのでしょうか?

ついでに、ネコの名前も教えてもらう。
黒ネコがティブ、灰色ネコがギブ
ピーターの所のネコ。
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その日の夜、メアリが寝ていると、小窓から音がし目が覚める。
小窓を開けると、ティブが入ってくる。

何かを言っているようなティブに、メアリはギブを探しているのかと思い、
「明日一緒に探してあげる」
と言い寝てしまう。

朝、メアリが目を覚ますと、ティブがいない。

叔母さんに、ピーターの所へ、お使いを頼まれ、住所の書いた紙をもらう。
また、霧がすごいから、山へ入ってはだめよと注意される。

お使いの途中で、ピーターに出会う。
届け物を渡し、ティブとギブが、いなくなった話になる。

メアリは、昨日の場所にいるかもと直感し、山へ向かう。
ピーターは、霧がある日は山へ入っちゃダメだと止めるがメアリは聞き入れず、
「怖いんだ、いくじなし」
などと、挑発する。

山道の途中で、魔女の花を一輪、くわえたティブに出会う。
ティブは、山道を進んで行き、メアリは追いかける。
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連れてこられた場所には、木のツルにからまって、ホウキがある場所でした。
冒頭の、赤毛の魔女が落としたホウキです。
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メアリが取り出して、ホウキを触っていると、ティブがくわえていた魔女の花をメアリに放り投げる
メアリが受け取ると、液体状のドロドロになり、手やホウキがベトベトになる。
スライムのような感じです。

すると、液体が光だし、メアリの手のひらには、花のようなしるしが現れる。
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ホウキもパワーがみなぎってくる。
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ホウキは、飛び始めメアリとティブを天高く連れて行く
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飛んで行った、その先には、雷を伴う巨大な積乱雲がある。
まるで、[天空の城ラピュタ]でラピュタを発見したシーンのよう。
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ドーラ 「竜の巣だー!」
パズー 「行こう、おばさん!ラピュタはあの中だ!」
ドーラ 「バラバラにされちまうよ」
と私の中で脳内再生が始まっています。(;^-^)

竜の巣へ突入し、嵐を抜けると、そこにはやはり
ラピュタが!!
いや違います、魔法世界があった!!

メアリを乗せたホウキは、ホウキ置き場へ落ちる。
そこへ、フラナガンというホウキ小屋の番人がやってくる。
フラナガン.jpg
(C)「メアリと魔女の花」製作委員会

フラナガンは、魔法のホウキに愛情が感じられないと怒っている。
かつては、学校の先生で、魔法のホウキの授業を受け持っていたようです。

フラナガンは、メアリを新入生と思い込み、学園へ案内し始める。
ティブを見て、真っ黒でエメラルドの瞳のもつネコは、立派な使い魔と言っています。

学園の入り口に到着する。
ここは、エンドア大学という魔法大学のようです。

入り口に立札があり、

不法侵入者は変身の刑に処す。

とフラナガンは読んでくれます。

立札には、ほかにも色々書かれているのですが、読むのはこの一文だけです。
あからさまに、重要設定を放り込んできました。

メアリが学園内を進んでいくと、噴水の水が変化し始め、現れたのは、校長のマンブルチュークです。
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マンブチューク 「ようこそ、エンドア大学へ、新入生の方ね」
メアリ       「いや、その・・」
マンブルチューク「まさか不法侵入者ではありませんね!」

立札の変身の刑が頭をよぎり

メアリ     「新入生です・・ただの・・・」

とメアリは答えてしまいます。

これか?!

これが、[たった一つの嘘が大事件に]の嘘なのか?!

新入生と思い込んだ校長は、学園内を案内し始める。

赤毛は、強い魔力を持っていると思われており、立派な使い魔を連れているので校長に、
「すごい才能を持っている」
「100年に一度の魔女だ」
とか言われ、メアリは、いい気分になっていく。

実験をするクラスには、ドクター・デイという魔法科学者がいます。
ドクター デイ.jpg
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校長 「ドクター・デイをご存じない?」
メアリ 「も、もちろん知っています」

えっ!!

あれ!!

嘘がもう一つ!!

これが、[たった一つの嘘が大事件に]の嘘なのか?!

さっきのは違うのか?!


ドクター・デイは、何か難しい実験で行き詰っている。
メアリに、実験のやり方をどっちにしたらいいか聞き、適当に答えるメアリ。
そんなはずはとか言っていますが、よく考えるとそうかもとなり、やはり天才だという事になっていきます。
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最高学年のクラスにも案内します。

最高学年のクラスでは、誰もいませんが、姿を消す授業のようで、姿を現し始めます。
最上級学年.jpg
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なぜか生徒たちは仮面をかぶっています。
マンガ[北斗の拳]で出てきた修羅の国のようです。
同じように、一人前にならないと仮面を外せないのでしょうか?

メアリも姿を消す魔法を、やらされます。
適当に、消えろ!!と念じると、姿が消え始め、周りも吸い込んでいく。
元に戻ると、やはり、すごい大天才だ!!と褒められ、気を良くしたメアリも

「いまので40%くらいの力ですね」

とか言っています。

えっ!!

あれ!!

嘘がまた一つ!!

これが、[たった一つの嘘が大事件に]の嘘なのか?!

さっき2つは違うのか?!!

金庫室と呼ばれる、変身魔法実験をする洞窟のような場所へ案内される。
ティブが金庫室入り口で暴れ始める。

洞窟奥から、動物の叫び声が聞こえる。
ビックリするメアリ。
ドクター・デイは
「成功は失敗の上から成り立っている」
みたいな事を言っている。

ドクター・デイが、かなり胡散臭くなってきました。

校長室に案内され、校長は1階で入学願書を探しています。
メアリは2階へ行き、待っている間に色々な調度品を見たりしています。

メアリは、魔女の花の描かれた絵が、壁に飾られているのを見つけます。
触ってみると、額縁が赤く光り、絵の部分が空洞になり、中にを見つけます。
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その本は、呪文の神髄が書かれている魔法の本です。
ペラペラ、ページをめくると頭の中に呪文が入ってきます。

校長が、入学願書を持ってやってきます。
メアリは魔法の本を元の場所に戻そうとしますが、どういうわけか入りません。
仕方なく、後ろ手に隠す

校長は、相変わらず、メアリをベタ褒めしていますが、メアリは
「私の才能では、ありません」
「不思議な花のせいなんです」
と正直にいます。

それを聞いた校長は、
「不思議な花ですって!?」
「何か、後ろに隠しているわね!」
「何を持っているの?」
と、怖いトーンで、すごんできます。

メアリは、
「いえ、何も・・」
と言います。

えっ!!

あれ!!

嘘がさらに一つ!!

これが、[たった一つの嘘が大事件に]の嘘なのか?!

さっき3つは違うのか?!!


凄んでくる校長に、たまらずメアリは、本をカバンにしまい、替りに、お使いの時渡された、ピーターの住所が書かれた紙を渡す。

受け取った校長は、見たことのない字だとか言っています。
しかし、魔法で解読し、ピーターの名前と住所が読まれます

メアリは、
「その子の花なんです。」
「だから、私も何の事だか分からなくて」
「私より、魔法の才能がある子で」
と言い始めます。

えっ!!

えぇー!!

嘘が連発!!

これが、[たった一つの嘘が大事件に]の嘘なのか?!

さっきの4つは違うのか?!!

しかも今回はヒドイ
自分を守るためピーターを売るという行動に出ました。
最悪です。

校長は、紙をしまい、入学願書を渡します。

メアリは、ホウキに乗り帰ろうとしますが、ティブはなかなか乗りません。
何とか、ティブを乗せ魔法のホウキで帰る時、校長はホウキの柄に描かれている文字を見つける。
校長は、その文字に見覚えがあるようです。

校長はドクター・デイに、
「あの子は、花のありかを知っている」
と言っています。

校長は、さっきのピーターの住所が書かれた紙に魔法をかけ、飛ばします。
ピーターの場所がわかるようです。


ホウキで自宅に帰る途中、魔力がなくなってきて、墜落気味に自宅の庭に着陸します。
電池切れのような感じですね。
メアリ 魔力ぎれ 落ちる.jpg
(C)「メアリと魔女の花」製作委員会

帰って来たメアリに、心配していた叔母さんが迎えます。
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(C)「メアリと魔女の花」製作委員会

部屋のベットで今日褒められた事を思い出し、ニヤけているメアリ。

玄関からゼベディさんの声が聞こえる。
ピーターが、いなくなって探しているという内容です。

部屋の小窓にティブがおり、窓を開けると、ティブの後を、魔法のかかったピーターの住所が書かれた紙が入ってくる。
紙は、校長に変身し、
「偽物の魔女メアリ」
「ピーターを助けたかったら、魔女の花を持ってこい」
とか言い、激おこです。

メアリは、花を持ち再度、魔法の世界に行きます。

その頃、寝ていた叔母さんは、何かを感じメアリを探しますが、見つかりません。
階段付近で、魔女の花、一輪を見つけ
「この花は」
と言っています。
叔母さんは、何か知っているようです。

エンドア大学に着いたメアリを、校長とドクター・デイは待ち構えていました。
校長は、魔女の花を奪い取り、ピーターを返さず、メアリを金庫室に閉じ込める

校長とドクター・デイの話では、この花を使い、すべての魔法を使える魔法使いを作る事が目的のようです。
その魔法使いには、純真なる子供がいいとか言っています。
ピーターの事を言っているようです。


メアリが閉じ込められた、金庫室の扉は魔法の力で閉じられており、中には、変身させられた動物たちがたくさんいます。
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(C)「メアリと魔女の花」製作委員会

ティブがその中の1匹に近づいて声を上げています。
メアリは、その様子から、その動物は変身させられたギブと直感する。
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(C)「メアリと魔女の花」製作委員会

金庫室の中に、ピーターもいました

メアリは、ここから脱出する為、魔法の本を見て、すべての魔法を解除する呪文を使う。
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(C)「メアリと魔女の花」製作委員会

変身させられてた動物たちは、本来の姿に戻り、扉にかかっていた魔法も消える。

ドクター・デイは実験をする為、ピーターのいる金庫室に向かう。
「子供というのは何をするか分からんから、急がねば」
みたいな事を言っていますが、じゃあ、あそこに閉じ込めるなよ!
と思います。

ドクター・デイの予感は的中し、到着した時には、動物たちの体当たりで扉が壊され脱走するところでした。
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(C)「メアリと魔女の花」製作委員会

大半の動物たちは、正面の扉から脱出しましたが、メアリとピーターは、なぜか違う扉から脱出しようという事になります。

なんで!!

違う扉があるかどうか分からないのに、凄いカンをしています。

魔法の本を、メアリに取られている事に気付いた校長も、メアリ達を追いかける。

ピーターは、違う扉を発見し、
「やった。扉が開いているぞメアリ」
と、しゃべりかけると、赤毛のサルでした。
メアリは、反対側にいます。
笑う所です。(^_^)

脱出に成功。
しかし、建物の上の方へ行ってしまう。
飛び降りようという事になるが、フラナガンが「ホウキをちゃんと、かたずけろ」と持ってくる。
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(C)「メアリと魔女の花」製作委員会

知ってか、知らないでか、わかりませんが、結果的に2人を助けたフラナガンに校長らは、
「かわらない奴め」
と言っています。

フラナガン、先生から小屋の番人にさせられた理由は、昔の赤毛の魔女逃走時に関係があるのでしょうか?

メアリとピーターはホウキに乗り飛び立とうとしますが、ピーターの足は、校長の魔法につかまれている。
ピーターは、メアリだけでも逃がす為、残る。
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(C)「メアリと魔女の花」製作委員会

メアリは、ホウキに戻るように指示するが、どこかへ向かう。
到着した場所は、家が一軒だけある小さな島
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(C)「メアリと魔女の花」製作委員会

メアリが家に近づくと家の明かりが、次々についていき、明かりが
「おかえりなさいませ。」
「ずいぶん、お久しぶりですね。」
「もう来られることはないと思っていました。」
とか言っています。

この感じからすると、魔法のホウキの持ち主 赤毛の魔女の家なのでしょう。
メアリが、ホウキに「戻れ」と言ったのを、ホウキは赤毛の魔女の自宅に戻ると理解したという事でしょうか。

家の中には、大学の写真があり、校長、ドクター・デイ、赤毛の魔女などが写っています。

机の上には、変身実験を記録ノートがあります。
変身実験の本.jpg
(C)「メアリと魔女の花」製作委員会

その実験記録の中に、ギブの変身記録のようなものがあります。

ギブは、最近変身させられたのではないという事でしょうか?
そうだとすると、山で見かけたギブは何なのでしょう?
ネコは、全部カエルになるということでしょうか?

メアリは、鏡の方から声がした気がし、振り向くと、鏡の中に叔母さんがいます。

叔母さんの説明によると

「そこは以前、私の住んでいた家
「校長とドクターは、誰からも慕われるいい人だった」
「私が、夜間飛行を見つけ校長に渡してから、人が変わってしまった。」
「校長とドクターは、子供を使い、どんな魔法でも使える魔法使いを作ろうとした」
「実験は失敗、大爆発した」
「こんな実験をさせない為、私が、魔女の花の種を盗んだ」
「もう私には、魔力はない」
「最後の夜間飛行一輪を渡すので、それでここへ戻ってきて」

という内容でした。
メアリは
「ピーターを助けて必ず戻る」
と言い、叔母さんも
「必ず戻ってきて」
と言ったところで、魔力が切れたのか、鏡は割れ、叔母さんの姿は消えてしまう。

外を見ると、校長がやってきています。

ホウキに乗り脱出するメアリ
追いかける校長

カーチェイス(ホウキチェイス?)が始まりますが、魔法の本と最後の夜間飛行が入ったカバンを校長に奪われる。

魔力が切れかかったメアリは落ちていき、ホウキは折れかかる。

実験棟の方を見ると、ビカビカ光っており、その方向へ、先ほど助けた変身動物達に助けられながら向かい到着します。

実験棟は厳重に守られている感じです。

そこに、ティブとギブがメアリの近くに出てきます。
中へ案内しているようです。

中では、やはりピーターを実験台に実験を行おうとしています。
ピーター 実験台.jpg

実験開始!

ピーターの周りに夜間飛行のドロドロがまとわりついていく。
ピーターの入れられた容器のなかで小さな爆発のような事が起こり始める

ドクターは
「失敗ではない」
とか言っていますが、かなりアセっている

容器にヒビが入り、ドロドロが溶け出てくる
メルトダウンです。

超ヤベーと思ったドクターは、バルブを開けとか命令していますが、制御できず、ピーターは、暴走ピーター状態に突入です。

エヴァンゲリオンであれば、
マヤ  「ダメです。完全に制御不能です。」
ミサト 「なんですって!!」
と聞こえてきそうです。

このままでは、セカンドインパクトになってしまします。
いえ、一度大爆発しているので、サードインパクトでしょうか?

ちびりそうな校長!!
うろたえるドクター!!

まったく同じ過ちをまた繰り返す、この2人を見ていると私の脳内に
「まるで成長していない・・・」
とスラムダンクの安西先生の言葉が再生されます。

ちびりそうな校長は、すべての魔法を解除する呪文を使おうとし、魔法の本の、どのページに載っているか探しています。
魔法大学の校長なら、呪文ぐらい覚えておけよ!

ようやく見つけた校長、呪文を使おうとするが、暴走ピーターに取り込まれ魔力を吸い取られてしまい、残りカス校長になる。

ゴミのように横たわる残りカス校長を見ながらドクターは、
「実験は正しく進めたはずだ」
などと、のたまわっています。

メアリは、魔法の本と最後の魔女の花を手に入れ、ピーターを助けようとしますが、魔女の花はどこかへ転がる。

メアリは、暴走ピーターのドロドロから助け出そうと手を伸ばし、がんばる。
メアリ ピーター 手を取り合う.jpg
(C)「メアリと魔女の花」製作委員会

先ほどの件で、エヴァに刺激された私の頭の中に
シンジ 「綾波、手を・・・。来い!」
と流れ、このままメアリがピーターの手を引っ張り、助け出せたらサードインパクトになり
冬月 「やはり、あの2人で覚醒はなったな」
というところまで再生されてしまっています。(x_x;)アタマヤベェー

結局、引っ張り出せず、もう魔力がなく、魔法の使えないメアリは、魔法の本の、すべての魔法を解除するページに暴走ピーターの手を当てさせる。

魔法は、すべて解除される。


気を失っていたメアリが目を開けると、ピーターとティブ、ギブがいました。
カバンを探してくれていました。

どうやって帰ろうかと考えていると、フラナガンがまた
「だから、ホウキを大事にしろといったじゃろ」
と修理して持ってきてくれました。
フラナガン、結局ワザとやっているのでしょうか?

2人はホウキに乗って帰ります。
メアリには、魔力が残っていないと思うのですが、飛んでいます。
フラナガンが修理した時、何かしたんでしょうか?

帰る途中で、メアリの髪の毛に夜間飛行がくっついているのを発見!
暴走ピーターのシーンで、どこかへ転がっていったやつです。
なんで、メアリの髪にくっついていたのかは謎です。

メアリは
「私には必要ないや」
と言い、ポイ捨て!

大騒動を巻き起こす危険なものを捨てちゃダメでしょ。
と思いますが、2作目へのフラグづくりでしょうか?

残りカス校長も元に戻り、ドクターも元気にしているシーンが見れます。
改心してくれたでしょうか?

ENDロール中、メアリは、コンプレックスだった赤毛の縮れ毛も克服し、ピーターと仲良くやっているシーンが流れておしまいです。

感想


ストーリー、描画、音楽など、ジブリ遺伝子を感じる作品だなと思います。

所々に、ジブリ作品で見た技法が見受けられます。
決して、けなしているわけではありません。
ジブリで培われた、良い技術が集められた作品という事です。

ストーリーに関しても、[思い出のマーニー]は、難解な部分があり、わかりにくい作品だったと個人的には思います。
マーニーの監督なので、この作品はどうかと心配していましたが、すごくわかりやすいです。
ちょっと、わかり易くする為、説明が白々しく入る時もありましたが・・・(^_^)
小学2年生になる、うちの子も、すんなりと楽しめていたようです。

イメージでいうと、トトロあたりの感じの、わかりやすさかなと思います。

メアリが、魔女の花の力で魔法が使えるようになった時、ティブと会話しだすのでは、と思っていましたが、その一線は越えませんでしたね。
やってしまうと、[魔女の宅急便]と重なってしまう事になるからですかね。

音楽も SEKAI NO OWARI 「RAIN」は、いい曲です。
メアリの世界観に完全に合わせた歌詞ではない感じですが、雰囲気は伝わり、シーンを盛り上げるのに一役かっていると思います。

ツッコミどころがあります。

・ピタゴラ、ドジっ子設定
 
 冒頭であんなに強調する必要あったんですかね。
 ピタゴラ、ドジでクライマックスを乗り切るんだったらいると思うのですが、特に必要だった設定では無いように思います。

・たった一つの嘘が大事件を巻き起こす

 当初、一つしか嘘をつかないと思っていたのに、嘘がいくつかあり、どれの事を言っているのかわかりませんでした。
 やはり、新入生ですと言ったところでしょうか?
 不思議な花を聞かれた時の嘘から、結構事件に発展したような気もするのですが・・・。

 結局、私の中では答えが確定していません。

話は変わりますが、冒頭の赤毛の魔女(シャーロット叔母さんの若い時)が、かっこよくて好きです。
赤毛の魔女のサイドストーリー作ってほしいです。

ジブリらしい楽しいアニメ作品だったと思います。
ジブリ解散時は、もうああいった作品が見れないのかと思っていましたが、続けていってほしいです。

公開日 初日の夕方の回を鑑賞しましたが、300人収容のスクリーンで半分いかないぐらいしか、お客さんがいませんでした。
私的には、初日は満席になりそうな良い作品と思うのですが、ジブリという冠がないと難しいのでしょうか。
口コミで広がって、お客さんが増えていってほしいです。

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