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映画 実写 進撃の巨人 エンド オブ ザ ワールド(後編) ストーリー(ネタバレ)と感想 [映画]

進撃 エンド 最初 ポスター.jpg
(C)2015 映画「進撃の巨人」製作委員会(C)諫山創/講談社


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前編のレビューで申し上げた通り、私は無謀にも前編、後編、連続でチケットを購入してしまいました。

前編はこちら

大惨事だった前編が終わり、後編の上映までの合間

このまま後編を見るべきか?
見ずに帰って記憶から消してしまうべきか?
前編の酷評の嵐も踏まえて、良い作品に作りこんでくるのではないか?

などと、映画の合間に映画館のトイレで真剣に考えてしまいましたが、
初心にもどり、連続してチケットを買い、退路を断った自分を思い出しました。

後編も、前編と同じスクリーン3という場所での上映です。
しかも、チケットをよく見ると、前編と同じ席です。

さっきまで、大惨事に遭遇していた同じ場所同じ席に座る。
この作品に運命めいたものさえ感じます。

後編は、意識が飛びそうになる ことが何度かあった為、あやふやな所が多いと思います。

では、ネタバレを含むストーリーです。

ストーリー


タイトル.jpg
(C)2015 映画「進撃の巨人」製作委員会(C)諫山創/講談社

前回、見どころたっぷりでしたが、今回も負けていません。

前回、巨人のうなじから生まれたての小鹿のように、エレンが出てきた所で終わりましたが、エレンの回想シーンから始まります。

エレンは年齢にして6歳くらいでしょうか?

子供時代.jpg
(C)2015 映画「進撃の巨人」製作委員会(C)諫山創/講談社

自分の家なのか、隠れ家なのかはわかりませんが、父親がエレンに何かの注射をしています。
そのそばに、ソウダさんもいます。

草薙.jpg
(C)2015 映画「進撃の巨人」製作委員会(C)諫山創/講談社

注射.jpg
(C)2015 映画「進撃の巨人」製作委員会(C)諫山創/講談社

母親  「子供に何てことしたの!」

父親  「大丈夫、実験済みだ」

ソウダ 「細胞分裂の引き金が何か知りたいんだ」

父親とソウダさん鬼畜です

その最中、クバル率いる憲兵団が扉を開けろ!!と、やって来ました。

あせる一同!! 

ソウダとエレンは隠し部屋の中に隠れる

父親と母親は特定知識保護法違反で連行される

前回と違って今回は、なかなかシリアスな展開から始まりました。これは期待できます

ここで目が覚めたエレンは地下室みたいなところで両手両足を縛られ、棒にくくりつけられています。
周りには、クバル率いる憲兵団がエレンに銃を向けています。

囲まれるエレン.jpg
(C)2015 映画「進撃の巨人」製作委員会(C)諫山創/講談社

クバル 「お前は人間か、巨人か?」
エレン 「人間です!!」

クバルは、そんなのガン無視です。

ソウダ 「長時間巨人でいると支配されてしまうがエレンは、まだ人間だ! 」

と、事情を知っている説明をしている最中、クバルによって射殺されてしまいます。

死ぬ間際、「お前は、おとうと…」と言い、ご臨終です。

そこへ違う巨人が現れて、エレンを奪い去ります

鎧の巨人登場.jpg
(C)2015 映画「進撃の巨人」製作委員会(C)諫山創/講談社

クバルと憲兵団は瓦礫の下敷きになり全滅ですが、アルミン、ミカサなど主要人物は無事です。奇跡ですね

連れ去られた、エレンの意識が覚めると、そこはシンンプルな白い部屋の中

ジュークボックスから音楽が流れており、シキシマが貴族のような服でシャンパンを飲んでます

白い部屋.jpg
(C)2015 映画「進撃の巨人」製作委員会(C)諫山創/講談社

前編で、多少は耐性がついたはずなのに、それを超える勢い です。
冒頭のシリアスな展開に、期待を持ち始めた俺を、徹底的に裏切っていきます

ここから、名物謎シーンオンパレードです。

簡単に説明すると、

ここは、旧世界の遺産でいくつか存在しており、一部の特権階級の人間も知っている し使用している。

巨人は、旧世界の人間が戦争の為に開発したものだが、突然一般市民にも発症する ようになり、世界が滅んだ

逃げ延びた人間は、壁を作り この中に閉じこもった

現体制を存続させるため、外に興味を持たないように仕向けた

シキシマは現体制を倒すためクーデターを起こすので、エレンを仲間に誘う

前回ミカサに冷たくされて傷心のエレンさんは、賛同し、シキシマとカップルになる

エレン と シキシマ.jpg
(C)2015 映画「進撃の巨人」製作委員会(C)諫山創/講談社

と、いきなりの展開です

原作でも、まだ完全に触れられていない核心部分です

本当にいいのでしょうか、これで? 

この最中の途中で、突然エレンのボロボロの戦闘服が、シキシマと同じ貴族のような服に変わったり床が砂に変わったり します。

もちろん、それについての説明など一切しません し、エレンやシキシマも気にもしません
まるで見ている僕たちが見間違いや、勘違いしたのだろうという錯覚にすら襲われます

そのころ、ミカサ一行は、作戦遂行の為の爆弾がなくなってしまった為、前編冒頭で出てきた不発弾で、作戦を遂行しようと考えます。

不発弾をとってきた所、突然、装甲車に乗ったシキシマさん が壁を壊しながらの登場です。
これは、映画「僕らの7日間戦争」で戦車が出てきた時の笑撃級です。

装甲車.jpg
(C)2015 映画「進撃の巨人」製作委員会(C)諫山創/講談社

えぇ!!装甲車!!などと思ってはいけません。

当たり前なのです、この世界(映画)では!

当然、登場人物たちも、ハンジ以外は驚きもしません。

絶対に馬を使わない、使ってなるものかという強い執念すら感じます。

そこから出てくる、戦闘員。

彼らは全滅したと思われていたエリート調査兵団です。

エリートの調査兵団ですが、もうプライドなんかはありません

ブレードなどという小賢しい武器は使わず、全員M16のような自動小銃で武装し、ミカサ一行を取り囲み不発弾をよこせと要求しています。

前編と同じく、戦争映画が始まりました

あまりの展開に、もうドン引き です。

装甲車.jpg
(C)2015 映画「進撃の巨人」製作委員会(C)諫山創/講談社

自動追尾ロケットランチャーや、RPGの武器説明が始まります。

もうわかりますね。
後で使うので、わかりやすく説明してくれているのです。ありがたいことです

ハンジさんは狂喜乱舞して装甲車の中に入ります。

もう何の映画かわからなくなってしまって、呆然としているであろう観客をよそに、シキシマさんによる説明会が始まります

簡単に説明すると

爆破作戦で失敗した爆薬は、実はすべて隠し持っていた

不発弾と爆薬で、さらに内側の壁を破壊し、巨人を中に入れ現体制を崩壊させる

クーデーターを起こすため、エリートの調査兵団は全滅したことにしていた。

エレンさん、そこまでの話は聞いてないよと驚き、シキシマさんとも破局を迎えます。短い恋愛でしたね

エレンとシキシマの痴話喧嘩が始まり、ミカサ一行とエリート調査兵団も戦闘状態に突入です。

ケンカ.jpg
(C)2015 映画「進撃の巨人」製作委員会(C)諫山創/講談社

サンナギがアルミンにどうしたらいいか聞くが、無言で、装甲車の後ろにある塔に目線をやります。
まるで、サンナギに「死んで来い」 と言っているようです。

アルミンの命令を受けたサンナギさん、立体起動装置のワイヤーを塔に射ち、持ち前の怪力で引っ張ります。
なんと、建物が崩れそう になってきます。

これは、ヤバイと思ったエリート調査兵団のみなさんは、ワイヤーを引っ張り動けないサンナギさんを取り囲んで、銃で射ちまくり です。
映画[ゴッドファーザー]で長男ソニーが料金所で、ハチの巣にされたのを思い出させます。

しかし、何発あたっても、サンナギさんまったく倒れません
それどころか、パワーアップし建物を完全に倒壊させたところで、サンナギさん無事死亡です。

サンナギ 最後.jpg
(C)2015 映画「進撃の巨人」製作委員会(C)諫山創/講談社

装甲車の上に落ちた瓦礫は、なぜか積んでいた爆薬が爆発し、エリート調査兵団のみなさんを一掃してくれます。
冒頭の憲兵隊全滅と重なります。またも奇跡です。

サンナギさんを死地に追いやったアルミンは、特に気にしてません。なかなかのサイコパスです。

どさくさに紛れて、不発弾を乗せた軍用トラックで、ダッシュで逃げるエレンとミカサ一行。
シキシマがすぐに追いつき乗り込んできた。

ボコるのかと思いきや、

「心臓をささげるとは、どういう事か教えてやろう」

などと、わけのわからない事を言い、自分の胸にブレードを突き刺す。

さすがシキシマさん、ブレードの使い方も一味違います

そしてシキシマさん巨人化
あの冒頭の、憲兵団の時の巨人です。

なぜ今、巨人になる必要があったのかは、まったくわかりません

エレンも巨人化し、巨人同士で戦い始めます。今度は怪獣映画です。
何とかシキシマ巨人を倒します。

巨人同士のケンカ.jpg
(C)2015 映画「進撃の巨人」製作委員会(C)諫山創/講談社

シキシマさん、巨人化できるんだったら、不発弾なしでも、内側の壁を破壊できるんじゃあ? と考えてしまいます。

その頃、瓦礫に埋もれた装甲車の中から、ハンジが出てきました。
「さすがに頑丈だなぁ」
などと言っております。
あれだけの大爆発でも大丈夫な装甲車なんて存在するのでしょうか?

ハンジが装甲車から立ち去っる時、後ろからクバルらしき人物がごそごそ這い出てきます。

気づけよハンジ!!

さて、エレンと ゆかいな仲間たち は、エレン巨人に不発弾を持たせて、作戦遂行中です。

この不発弾、第2次世界大戦のころの不発弾サイズかと思いきや、大陸弾道ミサイルぐらいの大きさ があります。

ミサイル持つエレン.jpg
(C)2015 映画「進撃の巨人」製作委員会(C)諫山創/講談社

複雑であろう爆弾の起爆のさせ方など、この映画には関係ありません。

サイコパス、アルミンにかかれば余裕です。

いつのまにか用意した、アナログのキッチンタイマーみたいな装置で起爆することが可能らしいです。

そんなものをつないで起爆するのか、そもそもミサイルのようなものが不発弾となり得るのか、邪推してはいけません。

エレン巨人は、不発弾を仕掛ける時に、気を失いかけるなど、見ているこちらが気を失いそうな無駄なくだり がありましたが、なんとか設置完了しました。

歓喜に沸いたその時、壁の上にクバルが現れ

「よく頑張りました」

などと、ほざいています。

なぜか、瓦礫に挟まった時にあったと思われる、赤い布をマントのように しっかり結んでいます。
アニメ映画[アキラ]にでてきた、鉄雄君のようです。
もう完全な中二病です。

中二病.jpg
(C)2015 映画「進撃の巨人」製作委員会(C)諫山創/講談社

結局、サシャに弓矢で射抜かれてしまいます。サシャの弓矢はこの時に必要だったから、持っていたのですね。実に実に奥の深い映画です。

射抜かれた、クバルは巨人化

最初に出てきた超大型巨人です。

クバルさんは壁の上 にいたはずなのに、なぜか、巨人化したときは壁の外側らしく、壁の内側にある不発弾を取り除こうにも、満足に手が届きません。

アホです

そんな必死にならなくても、穴がふさがったところで、また開ければいいんじゃあ?と思ってしまいます。

ハンジも到着し、自動追尾ロケットランチャーで、超大型巨人を撃ちます。
その後は、RPGです。
ゴジラに対抗する軍人のようです。
ハンジさんあなたも、うなじ以外への攻撃うんぬんは頭の中にないのですね。

誘導ミサイル.jpg
(C)2015 映画「進撃の巨人」製作委員会(C)諫山創/講談社

超大型巨人 rpg.jpg
(C)2015 映画「進撃の巨人」製作委員会(C)諫山創/講談社

ここまで来ると逆に清々しくなります
自分が、いかに小さく細かい人間か と反省すらしたくなります

そこに、シキシマ巨人登場

エレンを倒すのかと思いきや、

「エレンあとは任せた」

みたいなことを言って、不発弾を持ってクバル巨人へ特攻です。

クバル巨人、シキシマ巨人仲良く昇天です。

壁は崩れ、穴はふさがりました。
めでたし、めでたし。

しかし、この映画はおなかいっぱいになっても、まだ食わせようとサービス精神盛りだくさんです。

スタッフロールの背景は壁の下から、上へ向かっていきます。

その壁の上に立つエレンとミカサ。

進撃 エンド 最後.jpg
(C)2015 映画「進撃の巨人」製作委員会(C)諫山創/講談社

そこから見えた光景は!?

ジャジャ~ン、旧世界の東京 だったのです。

折れ曲がった東京タワーなどが見えます。

最後に、猿の惑星を入れてきましたか。

みなさん安心してください、大方の予想はついており、心構えをしておりましたので、私の精神は大丈夫です。

逆に予想通りに、放り込んできた素直さにビックリです。

しかし、みなさんここで席を立ってはいけません。僕らがこれ以上、食べられないことなど、お構いなしです。

最後の最後に、どこかのモニタールームになり、

「何てことだ。実験区画から2体も逃走したぞ」
「予想通りにならないから、おもしろい」

扇風機の前で、 宇宙人の声真似をしているのような声が、聞こえたところでENDです。

これも予想の一つに入っていましたが、まさか東京の件と2つとも入れ込んでしまう欲張りさんぶり に、驚愕し イスから転げ落ちそうになります

実は箱庭で実験区画など件、ゲームかアニメか他の作品で見た気がしますが、思考能力の落ちた私に思い出す力は残っていません。

これで全て終わりました。
フルマラソンを完走し終えたような気分です。

もう思い残すことはありません。
酷評の中、覚悟をして鑑賞したのは自分です。

こんなにツッコミどころのある映画に出会えて、今は感謝の気持ちでいっぱいです
勇気を振り絞り、この大惨事を体験できて、よかったとさえ思います

しかし、帰りの電車で、凄まじい腹痛に襲われ、なかなか駅に止まらない電車の中で、もう少しで本当にリアルな大惨事になるところでした。
どうやら体は、大ダメージを受けていたようです。

ちなみに、前編と同じ200人収容の劇場で、お客さんの数は自分を含めて人でした。
前編より減っていますね。

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全員.jpg
(C)2015 映画「進撃の巨人」製作委員会(C)諫山創/講談社




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